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間もなく失われる技術

2011-11-26

雷電DX上級リストア作戦(総論+1面)

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 (以下、アーカイブ化予定のサイトへまとめる予定)

 

 『雷電DX』は1994年にセイブ開発(現MOSS)がリリースした、当時の雷電シリーズの集大成とでも言うべき作品で、練習・初級・上級コースからなっている。このうち練習コースと初級コースは、(少なくとも何も考えずに遊ぶ限りにおいて)その名の通りシューティングゲームの初心者~初級者が遊びやすい内容だった。一方、上級コースの難度はそれなりに高い。いわゆる弾幕シューティングの二周目に比べれば易しい内容ながら、ノーミスノーボンバーでなければ侵入禁止のエキストラステージを拝めないなど、チャレンジのし甲斐のある内容だったと思う。

 

 『雷電DX』は、よくできた90年代のシューティングゲームらしく、攻略法は一通りではなく、幾つものやり方があった。特に上級コースの場合、1000万点のカウンターストップに至るまでの道のりは人それぞれで、8面ボスでプラズマレーザーを使うプレイヤーもいれば、青レーザーで速攻を狙うプレイヤーもいた。カウンターストップという上限があるタイプのゲームにはありがちな事だが、考えようによっては、豊かなゲームプレイの風景だったとも思う。

 

 ここに書き残す『雷電DX上級』攻略メソッドも、そうした数限りない上級コース攻略の、一手法だ。『雷電DX』はインターネット上に攻略アーカイブが比較的残っているゲームで、以下のサイト等で上級攻略記事が公開されている。

 

 http://www2c.biglobe.ne.jp/~abfuku/raiden/rf_index.html

 http://miharu.aki.gs/

 

 以下に記す雷電攻略の手法は、もちろん上記サイトのものとは微妙に異なっている。私は連射装置の無い環境で長く雷電DXをやっていたので、パターンづくりに連射装置無しの時代の面影が残っている。そういうパターンがネットに残っていても良いかなと思い、書き残しておくことにした。

 

 

 【『雷電DX』にしか無い魅力とは】

 このゲームには他のシューティングゲームでは代替のきかないエッセンスが幾らか含まれており、このエッセンスを楽しみたい人は、現在でも『雷電DX』をやる価値がある、と思う。

 

 雷電シリーズといえば、シューティングゲームをある程度知っている人は「自機を狙ってくるスナイパー戦車とザコ戦闘機」と答えるかもしれない。これは半分当たりで、半分外れている。実は雷電DXのザコは、あまりきっちりと狙って来ない。雷電のザコは砲塔を64方向にしか向けることが出来ないので正確に自機を狙うことが出来ない(このことは、2面ボス前、二台並んだザコ戦車を使って実証できる)。この不正確さが、雷電DXを微妙な難しさのシューティングゲームにしている。

 

 それと、ザコ戦闘機の飛来のタイミング・勲章アイテム・パワーアップアイテムの出現パターンが絡むために、雷電DXの道中攻略は完全なパターンに収まらない。ボス戦でさえ、4面ボスや8面ボスのように臨機応変が試されるものが混じっている。「ある程度まではパターンになる。ただしアドリブの余地が残っている」という指針で攻略しなければならない。こうした、アドリブへの対処能力が求められるシューティングゲームとしてはバトルガレッガの直系子孫が生き残っているけれども、バトルガレッガ系とはスコア稼ぎやボス戦の質感が全く異なる。雷電DXの直系の子孫は絶えてしまった(雷電3と雷電4は、雷電に彩京シューティングの血が半分混じった私生児である)。

 

 「しっかりとしたパターンと、アドリブ技能の両方を問う」:こういうシューティングゲームを探している人には、雷電DX はぴったりだと思う。幸い、当時の出回りが良かったのか、このゲームは全国各地のゲーセンで現在でもそれなりに見かける。

 

 【基本事項】

 ・ゲームスタート時の選択

 このゲームは2P側の青い機体のほうが強い。なぜなら2P側の機体は左右の移動速度が速いからだ。左右への切り返しの多いこのゲームでは、左右移動の速さは非常に重宝する(稀に、気を利かせて1P側と2P側を入れ替えてある筐体のゲーセンもある。要確認)。難易度選択画面の「雷」と「電」の文字の間の雷マークは、装備するボムの色を司っているので、かならず黄色の状態を確認してからスタートボタンを押す。 

 

 ・自機の当たり判定

 実は、見た目ほど大きくない。翼に弾がかすったぐらいでは死なない。とはいえ近年の弾幕シューに比べれば大きい当たり判定なので、「弾にかすったら引火する」ぐらいの気持ちでちょうどいいかもしれない。

 

 ・アイテムの出現順

 パワーアイテム→パワーアイテム→パワーアイテム→ボンバー の順。これが数巡した後、一度だけPマーク(フルパワーアップ)が出現する。ノーミスで行けば5面道中・攻撃が激しい地帯でPマークが出る。ノーミスでない場合は、もっと速く(4面のアイテムボックスあたり)でPマークが出ることが多い。

 

 

 【意識しておいたほうが良さそうなこと】

 

 ・「画面下半分から戦車が出てくると思え」

 後の時代のシューティングゲームでは、敵の戦車は画面上方から出てくるものが殆どで、よしんば画面下半分から出てくるとしても「画面上方から現れ続ける行列状の戦車」か、せいぜい「下方から出てくるけれども攻撃性に乏しい」ものが多い。ところが、このゲームでは画面下半分から戦車が出てきて、比較的短時間で発砲してくるシーンが多い。これに対する最上の対策は、「ザコ戦車の出現位置を暗記して即破壊すること」だが、まだ暗記していないうちは「画面最下段を飛ぶこと」がある程度代わりになる。とはいえ「画面真下から現れる敵」を相手取る場合は、画面最下段をウロウロ飛んでいるときわめて危険なので、出現タイミングに合わせて自機を重ねて瞬殺するか、上方に移動することで、その敵との間合いを取ってホーミングミサイルに処理を任せるしかない(例:3面海上のザコボート、5面基地内の茶色戦車、など)。

 

 ・「画面を左右にスクロールさせた先にザコ戦闘機がいると思え」

 このゲームのザコ戦闘機は、画面下方を徘徊しながら自機を狙撃したがる傾向が強い。このため、撃ち漏らしたザコ戦闘機が画面最下段に潜り込んでいて、画面の左右切り返しをやったら突然現れて発砲してくる、という事態がよく起こる(特に4面と5面)。画面を左右に切り返しスクロールさせる際には、ザコ戦闘機を極力撃ち漏らさないこと・撃ち漏らしたっぽかったら十分な警戒を行いながら切り返すこと。これをサボったプレイヤーには死が待っている。

 

 ・「建物があったら戦車が入っていると思え」

 殆ど全ての建物に、その建物のサイズに見合った数のザコ戦車が収納されている。そのなかには、さっさと出てきてくれるものもあれば、プレイヤーを焦らすように画面下半分を超えてからヒョッコリと出てきて狙撃してくるものもいる。もし、まだ戦車が出てきていない建物があったら、そこにはザコ戦車が隠れている、と決めつけて構わない。もちろん暗記するに越したことはない。

 

 ・フルパワーアップした後は、サブウェポンアイテムを泳がせておく

 雷電DXでは、「サブウェポンとメインショットの両方が最強の時にミスした場合に限り、自機の残骸からPマークが出る」という救済措置がとられる。このミス後のリカバリに際して、画面内に浮遊させておいたサブウェポンアイテムを取得してからPマークを取れば、速やかに最強状態に復帰できるため、フルパワーアップになったらサブウェポンアイテムを画面内に泳がせておく習慣をつけたほうが良い。

 

 妖精アイテムを持っているノーミス状態の場合、妖精アイテムが高確率でサブウェポンアイテムを出してくれるので、あまり拘らなくて済むかもしれないが、そうでない場合は必須の心がけとなる。

 

 ・体調の悪い日に雷電をやってはいけない

 他のシューティングゲームにも言えること。雷電は1-9までに45分もかかり、二周目まで含めると一時間を軽く超える。しかもランダム要素の絡むシーンが多いので、緊張しっぱなしの時間がかなり長い。集中力や体力の低下が反映されやすく、またこのゲーム自体が集中力や体力を消耗するので、体調が悪い日にやってもろくなことが無い。元気な時だけ挑戦するほうがよさげ。

 

 【装備について】

 ・原則として赤アイテムで進む。アイテムキャリア破壊後に出てくるアイテムは、「すぐに色が変わるタイプ」と「かなり遅く色が変わるタイプ」の二つのタイミングで出てくる。このため、赤アイテムが出たからといってすぐに飛びつかず、後者のタイミングだと判明してから取るべき。急いで飛びつくと青アイテムを取らされる。無理なら次の周回以降に取得する。最悪、逃がしてもいいぐらいの気持ちで。

 

 ・青アイテムは、3面・4面・6面・8面のボス戦で使用する。連射装置のついているゲーセンでは、3・4面を赤バルカンで戦うパターンのほうがメジャーだが、このサイトではレーザー装備で進む。この手法を円滑に進めるには、1面か2面で一度アイテムキャリアからのアイテムをわざと出さないようにする必要がある。万が一、道中で青アイテムを取得してしまった場合、ザコ戦闘機に対する耐性がきわめて低くなるので、大急ぎで赤アイテムに換装すること。とはいえ、大抵の場合死ぬかボンバーなので、エキストラステージ攻略は諦めるしかなくなることが多い。

 

 ・紫アイテムのプラズマレーザーは、原則として使用しない(8面ボス戦で処理落ちを起こして戦う方法もあるが、ここでは採用しない)。また、6面道中で装備丸裸で復活する場合には赤バルカンより若干有利なので、プラズマレーザーにする手も無くはないが、こうなったら事実上の詰みなので、忘れてしまってもたぶん構わない。

 

 ・黄色のサブウェポン(M)は、連射装置無しを前提としている場合、7面ボスの瞬殺のために必要となるほかは、1周目の2面ボスまでしか使わない。このサイトの文章も、連射装置無しの名残を残しているため、黄色のサブウェポンはそういう扱いになっている。連射装置がついている前提の攻略サイトのなかには、3面ボスや4面ボスを瞬殺するためにこの装備を勧めているところも多い。その他、爆風が明るいため敵弾が見えにくくなる短所と、打ち込み点がちょっと稼げるという長所がある。

 

 ・緑色のサブウェポン(H)は、3面以降は原則としてこれで進んでいく。連射装置が無い場合も、7面ボスを倒す時以外は原則として緑色のサブウェポンのままで構わない。

 

 

 【1面】

 

 序盤から通しで赤+Mの装備で。地峡部まで来ると、ザコ戦車が画面右下と左上から連続でやってくる。右下の戦車をきちんと掃討しないと後方から撃たれるが、この時点では、発砲までにある程度の時間差があるので、目で見てから撃ちに行ってもまだ間に合う(3面以降は、そういう甘えは許されない)。ボンバーアイテム出現&画面左端の森の中の妖精を取るシーンまではアイテム取得に悩むことは少ないが、ボス前のアイテム+サブウェポンアイテムの出現がほぼ同時で、しかも画面左右からザコ戦車が迫ってくるので、慣れていない人はここでミスする危険がある。ボスが出現してからアイテム取得してもあまり困らないので、がっついて取ろうとしないのが得策。

 

 1面ボス:ゼルゼレイ・セ・フル/ゼルゼレイ・イ・エク

 地球側コード:ウォーカー

 

 同じような姿のボス二体が襲ってくるボス。最初の一体は、ボスに自機の機首部分までめり込ませながら撃っていれば大体大丈夫。途中、画面右側の小屋からザコ戦車が出るシーンでは、打ち込みを中断してザコ戦車をやっつけても、たいしたタイムラグにはならない。

 

 問題は2台目。こいつが出現して主砲をこちらに向かって撃ってくる時、画面右下の建物からザコ戦車が沸いてくる。これを腹撃ちし、さらに画面右端から出てくるもう一台のザコ戦車を倒してからボス本体に重なりにいかなければならない。この動作をスムーズにやるためには、最初からザコ戦車の出現位置にとどまっておくのではなく、

 

 1.ザコ戦車出現位置より左側に陣取って、ボスの主砲を左側に撃たせる→その右側へ回避

 2.右側に回避した先でザコ戦車1を腹撃ち、つづいて画面右端のザコ戦車2を攻撃。

 3.ボスに重なりに行く

 

 という手順になる。ボスに重なる際は、「ボスの主砲が音を立てて回転している時は重なり放題」「ボスが行進している時は、ボス後方の、白弾を撃ってくるボス後方は危険地帯で、主砲部分は安全地帯」「ボスの主砲塔が発砲している時は、主砲部分が危険地帯で、ボス後方が今度は安全地帯」と性質を理解しておく必要がある。このあたりを知らなくても勝てないことはないが、事故死が増えてパターンとして安定しないと思う。

 

 実地には、画面右端のザコ戦車を倒した後、ボスの主砲塔回転にあわせてボスの左側から回りこむような形で(大体10時の方向ぐらいから)主砲塔に重なり、ボスの主砲塔が音を立てて射撃体勢に入ったら、今度はボス主砲塔の後方部分に移動して事なきを得る。連射装置がついていれば、これですぐ倒せて、10秒以内撃破ボーナスをゲットできる。

 

 倒した後も、ザコ戦車やザコ戦闘機の攻撃が続くのでそのつもりで。